キャプテン・スカーレット エピソード

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32話 「地球の首都を救え!

夜中、制服を着た軍人二人がクルマでどこかに向かっている。
行く先にブラック大尉の乗ったトラックが待ちかまえている。
ブラック大尉のトラックの側面からアームが迫り出し、ふたつのライトが光り、対抗する軍人の乗ったクルマは強烈なライトの光に眼が眩み、道路の脇を流れる川に落ちてしまった。
沈むクルマを見つめるブラック大尉。一人浮き上がってきた。すでに死んでいる。ミステロンのロボットにされた。
今度は地球の首都フューチュラシティを破壊する。
夜中、学者らしき人物二人がクルマを走らせていた。
先ほどの事故現場に通りがかり停車した。下を見ると人が浮いている。助けに行く。
クラウドベース。
ホワイト大佐「隊員諸君。全地球の危機と言える。もしフューチュラがミステロンの予告どおりに破壊されたら全世界はかつてない打撃を受けるだろう。」
スカーレット「大佐のおっしゃる通りです。地球は大混乱に陥り世界政府は崩壊するかもしれません。」
救急車。川に浮いていた人物を搬送中。学者二人も付き添っている。患者はさっきブラック大尉にロボットにされた人物だった。学者は医者だった。
病院で治療が続いている。男は息を吹き返すことはなかった。身分証明書を確認すると、スレイトン空軍基地の主任テストパイロットのグラブナー少佐だった。軍の重要人物だった。
蘇生をあと5分、12時まで続けることにした。あきらめようとしたその瞬間、グラブナー少佐は息を吹き返した。
クラウドベース。
昨晩から一睡もしていないホワイト大佐はグリーン小尉の進言で少し眠ることにした。
病院。グラブナー少佐は意識を取り戻した。医者が傍らに歩み寄る。
スレイトン空軍基地。
ブラック大尉がいる。そこへグラブナー少佐がクルマに乗って現れた。ロボットの方だ。
基地内。グラブナーは職員に、XK-107に核弾頭を装備し、発信準備をしろと命令した。
グラブナーはXK-107に乗り込み、スレイトン空軍基地の滑走路に乗り出していた。
その頃、さきの職員にグラブナー少佐が入院中との連絡が入る。驚く職員。基地指令官から滑走路にいるグラブナー少佐の発進を阻止せよと指示が出た。離陸体制に入っているXK-107。基地の阻止行動により離陸は失敗。コースを逸れた機体は建物に突っ込み。爆発。
クラウドベース。
スレイトン空軍基地の出来事と病院での出来事がクラウドベースにもたらされた。
スカーレットはホワイト大佐に報告をした。ミステロンが動き始めたようです。
エンジェル編隊が出撃した。コンチェルト、シンフォニー、サリーの3機。
病院。スカーレットが本物のグラブナー少佐と面会していた。そして、複製のグラブナーに核弾頭装備の戦闘機を盗ませ、フューチュラシティを破壊するつもりだったことを話した。
スカーレットは任務の依頼をした。勇敢なグラブナーは快く了承した。
今度は本物のグラブナーがXK-107に乗り込んだ。
スカーレットはパトロールカーで待機している。グラブナーは発進した。
ミステロンに誤認させて、計画をしゃべらせようと言う作戦だ。罠にかかったミステロン、ブラック大尉は本物のグラブナーに指示を与えてきた。指示のあった場所を聞いたスカーレットとブルーはその場所に向かった。
場所は協定図表、946A、ウェスタン飛行場。
ウェスタン飛行場は古く今は使っていない飛行場。
ブラック大尉は飛行場で待っている。
ミステロンの狙いが読めた。飛行場で核弾頭だけクルマに移し替え、機体は囮にするのだ。
エンジェル編隊も近づく。スペクトラムの地上部隊もブラック大尉を見失わないようにレーダー車で捕捉し逃さないようにしていた。
グリーン小尉から報告。スペクトラムはブラック大尉を完全に包囲。逃げる道は全くない。
スカーレットは飛行場に近づく。
ブラック大尉が空港から逃げ出す。追いかけるスカーレット。スカーレットはコンチェルトにトラックを攻撃せよ、と指示。
空港の建物に突っ込み止まるトラック。スカーレットとブルーがトラックに近寄り中を見る。ドライバーはブラック大尉ではなかった。ドライバーはグラブナーの運転手トムだった。
クラウドベース。
ホワイト大佐「残念ながらブラック大尉は罠に気づいて間一髪姿を消してしまった。」
ブルー「第6感で危険を察知したのかもしれません。」
ホワイト大佐「そうだな。ともあれ地球の人々が無事だったのは何よりだった。」
スカーレット「それに面白いことがわかりました。ミステロンは本物のグラブナー少佐とロボットを見分けられなかったようですね」
ブルー「さすがのミステロンも我々のミステロン探知機に代わるものを持っていないということになりますね。」
ホワイト大佐「ミステロンといえども必ず弱点はある。そこを突けば最後の勝利は握れるはずだ。」
スカーレット「勝利を信じて我々の戦いを続けます。」
おわり。 世界空軍のグラブナー中尉は、ブラック大尉の殺され複製を作られてしまう。
しかし、奇跡的にオリジナルのグラブナー中尉は息を吹き返した。
ミステロンが珍しくロボット作成に失敗した。
また、ロボットの形式には2種類あることも、第1話と合わせてわかります。オリジナルがロボット化される。複製を作り、本人は死んでしまう。